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★2002年2月18日(月)号★
■■―今週のことば―■■ * 中 国 緑 茶 *

 無糖飲料のウーロン茶、緑茶に続き中国緑茶が今春から続々発売される。健
康志向の強まりを受けて、コーヒー市場をお茶市場が抜く勢いでブームになるか。
◆◇◆ ペイオフで45%が預金先に不安 ◆◇◆

** 高年齢ほど高いペイオフの認知度 **

 4月からのペイオフ凍結解除が確実な情勢ですが、民間調査機関のマイボイ
スコムが今年1月ネット上で行った調査(回答者数は1万447人)によると、
利用している金融機関について、「非常に不安を感じる」が5%、「少し不安を
感じる」が40%で、計45%の人が現在の預金先に不安を感じていることが
分かりました。
 ペイオフの認知度については、「内容まで知っている」が54%で、そのうち
20歳代は43%であるのに比べ金融資産を持っている50歳代以上では73%
が知っており、年代が高いほど認知率が高くなっています。なお、「ことばは
聞いたことあるが、内容は知らない」34%、「知らない」と答えた人も12%でした。
 ペイオフ解禁は、企業経営者や1000万円以上の預金を持っている人には
関心事ですが、そうでない人が「知らない」のは仕方ないことでしょう。

** 対策を考えていないが76% **

 ペイオフの対策に関しては、22%が個人預金について、4%が事業等の預金
について何らかの対策を考えていますが、76%は特に対策を考えていない
と回答しています。
 今後、「最も安心できると思う預金先は」との質問には、58%が「郵便局」で
トップになっています。その理由として、「安心という観点からは郵便局しかない」
や「どの銀行も将来性は不安、民営化するにしても銀行より安定している気が
する」などと答えています。これは“親方日の丸”からくる安心感でしょうか。
◆◇◆ 知って得する 売掛債権担保融資保証制度 ◆◇◆

 この制度は先の臨時国会で創設され、中小企業者(製造業では資本金3億円
以下の会社等)であれば、一部の例外を除き基本的に業種にかかわりなく利用
できます。
 中小企業者は、保有する売掛債権を担保として金融機関から借入れを行う際
に、信用保証協会に同制度に基づく保証の申し込みを行い、借入限度額(最大
で1億1100万円)の範囲内で1年間反復して融資を受けることが可能です。
ただし、売掛先ごとに担保評価が異なり、売掛額面そのままの金額で融資が
受けられるわけではありません。
 詳しくは、各信用保証協会、取引金融機関にお問い合わせ下さい。

◆◇◆ 商法改正で苛酷な役員賠償に歯止め ◆◇◆

 株主代表訴訟を提起され、今までは賠償額に制限がなかったので役員の賠償
能力を遥かに超えた賠償金の判決が出ていました。
 今回の商法改正では、賠償額の上限は原則として代表取締役は報酬の6年分、
社内取締役は4年分、社外取締役は2年分に改められました。
 そこで肝心なのは、取締役会、株主総会を開催し、議事録、計算書類等を作成・
保存するなど法律に基づいた経営を行い、株主代表訴訟を提起されないような
経営環境を作ることが大切です。


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