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★2002年6月3日(月)号★
■■―今週のことば―■■  オンラインゲーム

 インターネット上で遊ぶゲーム。数千人が同時に参加するものもあり、ゲーム
と現実の区別がつかなくなるほど、のめり込む若者が増加。米国などでは社会
問題にも。

◆◇◆ 自社の競争力に自信ありは74% ◆◇◆

** 将来については自信なしが約6割 **

 厳しい市場のなかで生き抜いていくためには、製品や技術、営業力など自社
の競争力に自信を持って突き進んでいくことが必要です。
 商工中金の調査結果(2月時点)では、「現在、今後とも競争力には自信あり」
との企業が25.3%、「現在は自信があるが、今後は競争力の低下を懸念」が
49.1%で、計74.4%の企業が現在は自信を持っています(回答2641社)。
 意外と高い割合ですが、ただし、将来の競争力については、「自信がない」
とする企業が58.9%と6割近くを占め、前回の98年11月時点調査から
は9.4ポイント上昇しています。

** 今後の競争力のカギは「低コスト」? **

 それでは、「現在、今後とも自信あり」とする企業の競争力の源泉はなんで
しょう。製造業・建設業では、「品質」(23.7%)や「技術力」(22.8%)が多く、
前回と比べると「品質」が減少する一方、「低コスト」(11.0%)が増加しています。
 建設を除く非製造業では、「品揃え、サービス内容」(31.5%)が前回
と同様に最も多いものの、大幅に減少しています。一方、「低コスト」(12.9%)
の増加が、特に今後の競争力の低下を懸念する企業で目立ちました。
今後の競争力の源泉となるのは、「低コスト」に対する取組がカギとなるのでしょう。
 また、将来の競争力を懸念する企業では、その懸念要因として、「デフレ・価格競争
への対応が限界に近づいている」(64.6%)、「自社の営業基盤の地域・マーケット
が縮小している」(56.1%)を挙げる企業が多かったようです。

◆◇◆ モチベーションは目的と貢献そして評価 ◆◇◆

 企業を活性化させるには、従業員のやる気と能力をどのような方法で引き出すか
にかかっています。働く人間にとって大切なモチベーション(動機づけ)は、
「目的」と「自分の仕事の寄与度・貢献度」そして「貢献度に対する評価・信賞必罰」
と言われています。
 今年も賞与の時期が近づきました。従来は、生活給の一部と考えて、世間相場で
分け合うのが普通でした。しかし、厳しい状況の中で限られた原資を貢献度の高い
従業員には厚くするなど、今後の賞与のあり方は大きく変わろうとしています。
 最も重要なのは、公平な評価基準を確立しないと、かえってマイナスになってしまう
ことです。

◆◇◆ 6月のチェックポイント ◆◇◆

※6月に支給する給与から、14年度個人住民税の特別徴収を行います。

※4月に昇給等を行った企業では、健保・厚年「報酬月額変更届」提出の要否を
チェックします。

※賞与を支給した企業は、5日以内に「賞与等支払届」を社会保険事務所に提出します。

※6月から健保・厚年に関する主な届出がFD(フロッピーディスク)でも可能になります。

※3月決算法人で、増資や取締役の変更があった場合には、速やかに変更登記を
行います。


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