■■−謹 賀 新 年−■■　

　皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈りいたします。 
　本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 

◆◇◆　企業の交際費支出は８年連続減少　◆◇◆

＊＊　赤字法人割合は６７％　＊＊

＊＊　５０％を割った交際費の損金不算入割合　＊＊

　一方、企業が支出した交際費は前年より０．７％少ない３兆４３９３億円となり、８年連続で減少しました。営業収入１０万円当たりの交際費は２３７円で、昭和５７年分以降最低を記録しています。 
　業種別では、建設業／５１７円、機械工業／１４７円、出版印刷業／４０５円、卸売業／１６７円、小売業／１５３円、金融保険業／１５３円、サービス業／３１９円などとなっています。 
　資本金別にみると、１千万円未満の企業が５９９円と高く、１０億円以上の企業は１３４円と低くなっています。これは、資本金１億円以上の企業には交際費の損金算入が認められない結果といえます。 
　また、交際費支出額のうち損金不算入割合は前年を７．１ポイント下回る４９％となりました。 
　なお今年度税制改正で、損金不算入の交際費とは別に１人当たり５千円以下の飲食費（役職員間は除く）について損金算入が認められることになります。

　新年早々ですが、１月は税務事務が集中しますので早めのご準備をお願いします。 

＊法定調書……源泉徴収票や報酬、料金、契約金、賞金などの支払調書と合計表を税務署に提出。 

＊給与支払報告書……複写分も併せて２通とも給与受給者の１月１日現在の住所地を管轄する市町村に提出します。（注）国民年金保険料等の金額を記入する項目が新たに加わりました。 

＊償却資産申告書……固定資産税は１月１日現在所有している土地・建物・償却資産に課税される地方税で、このうち償却資産は所有者からの償却資産申告書に基づいて課税されます。 

　以上の提出期限は全て１月３１日（火）です。

　去年１月に年間の目標（経営計画）を作りましたか。最新の試算表で１年前の売上げ・仕入や外注費・粗利益率・預貯金残高などを比較して計画通り達成できたか、達成できなかった場合はその原因を分析することで問題を明らかにします。 
　売上げを伸ばす、新製品を開発する、生産性を上げるなど、今年したいことを具体的に数字を入れて必ず書面（自分のノートでもよい）にします。そして従業員にも目標を発表して理解してもらい夢を共有することがポイントです。