税務経営情報のバックナンバーです    <戻る>

2006年08月21日(月)

■■−今週のことば−■■  vlog(ヴログ、ブイログ)


 videoビデオ+blogブログの造語。ビジネスでも利用が本格化しているブログ。主に文章と画像で構成されているが、動画を取り入れたビデオブログが注目されている。

◆◇◆ 税務調査を受ける基本的な心得は  ◆◇◆ 

** 税務調査は申告内容の確認 **

 税務職員の定期異動が7月に行われ、いよいよ税務調査が本格化する時期です。「税務調査ほど怖いものはない」と一般に言われていますが、提出した申告書が正しいかどうかを確認するためのものですから、受ける側としては「申告書が税法に照らして正しいかどうか」を検討してもらうくらいの気持ちを持つことが大切です。
 それでは、調査当日の調査官はどこに注目するのか、そしてその基本的な対応をご紹介します。

 

** 調査官の目の付け所と対応法は **

 まず、税務調査を受ける上で最も重要なことは、顧問税理士と事前に打ち合わせをして、隠し事なく何でも相談することです。納税者の不利にならないように全力を尽くします。
 調査官は、対応する社長や経理責任者の態度をみます。必要以上にへりくだったり、逆に高圧的な態度に気を付け、自然な態度で臨むことが大切です。
 また調査官は、相手の挙動にも注目します。税務調査には"社長の目を追え"という格言があるほど。やはり、見られたくない場所に目線が行ってしまうようです。落ち着いて対応します。
 質問に対しては、質問されたことだけを簡潔に回答し、それ以外の不用意な発言は慎みます。なお、質問をよく理解できないときは即答せず、理解するまで聞き直したうえで回答します。しかし、その場で明確な回答ができないときは曖昧な返事はせず、後日回答する旨を伝えます。
 税務調査は協力的な姿勢で臨むことが大切ですが、納得できない指摘事項に対してははっきり反論することが重要です。

 

◆◇◆ 緩やかながら販売価格の低下続く小企業  ◆◇◆ 

 国民生活金融公庫が実施した「小企業の価格動向調査」結果によると、1年前と比べた販売価格は、「ほとんど変わらない」企業が54%だったものの、「上昇した」は17%、「低下した」は29%となりました。また2年前と比べても「低下」が「上昇」を上回っており、緩やかながら販売価格の低下が続いています。その理由では、「他社との競争が激しい」が多くなっています。
 また、仕入価格が「上昇した」企業は58%あり、対策として「経費削減」53%、「販売価格の引き上げ」29%、「調達先の変更」20%などで、販売価格に転嫁できている企業は少ないようです。

 

◆◇◆ 見直される「手書き」の礼状・挨拶状 ◆◇◆

 宛名や文書を作成する手間が、ITの普及で飛躍的に向上しました。しかし、お客様に出す礼状や挨拶状が印字されたものではなく、「手書き」にすることで新鮮な印象と親近感を与えリピーターを増やす効果があると言われています。
 初めてのお客様に対するお礼状や定期的に近況報告などを出すことでDMとは違う温かみや誠意を伝えることができます。
 手書きが減った今、チョット面倒な気もしますが、販売促進の手段として活用できそうです。


 


 税務経営情報のバックナンバーです   <戻る>