税務経営情報のバックナンバーです    <戻る>

2006年10月10日(火)

■■−今週のことば−■■  美化語


 「お料理」や「ご祝儀」など上品さを表す言葉。敬語の分類を「尊敬」「謙譲」「丁寧」の3分類から「美化語」を丁寧語と区別し、謙譲語を2つに分け、5分類にする方針。


◆◇◆ 17年分民間平均給与は8年連続減少  ◆◇◆ 

 

** 平均給与は男性538万円・女性273万円 **

 国税庁が公表した「平成17年分民間給与実態統計」によると、1年間を通じて勤務した給与所得者は4494万人(対前年比0.9%増)、その給与総額は196兆円(同0.4%増)で、所得者数が4年ぶり、給与総額が8年ぶりにそれぞれ増加しました。
 しかし、全国平均給与は前年より2万円ほど少ない437万円(男性538万円・女性273万円)と8年連続で減少しました。
 給与の内訳では、前年分に比べると給料・手当の0.2%減少に対し賞与が1.9%減少と下げ幅が大きく、景気上昇は反映されていないようです。

 

 

** 老年者控除の廃止などで納税額が増加 **


 詳しくみると、平均年齢は男43.9歳・女43.7歳、平均勤続年数は男13.2年・女9.4年でした。また、事業所規模別では、1〜9人(男445万円・女250万円)、10〜29人(男489万・女274万)、30〜99人(男491万・女269万)。企業規模別では、個人企業(男335万・女223万)、資本金2千万円未満(男478万・女261万)、2千万〜5千万円未満(男484万・女257万)。
 年齢別では、20〜24歳(男267万・女233万)、30〜34歳(男458万・女301万)、40〜44歳(男619万・女281万)、50〜54歳(男663万・女269万)となっています。
 一方、源泉徴収で納税している人は85.7%、その納税額は約9兆円でした。納税額(源泉徴収税額)は1.9%増と2年連続の増加です。その理由は、平成17年分の所得税から老年者控除が廃止されたことなどが影響しているとみられています。

 


 

◆◇◆ 健康器具は「福利厚生費」?  ◆◇◆ 

 

 10月の第2週は「40歳からの健康週間」。この機会に健康診断を受け正しい運動と休養を心がけてください。社長の健康は会社の健康ですから。
 ところで、トレーニングマシンやマッサージチェアなどの健康器具を会社で購入したときは、福利厚生事業として従業員全員に対して公平に利用する権利があれば「福利厚生費」として処理できます。しかし、社長や一部の役員しか利用できないようになっていれば「給与課税」の問題が生じますので、利用規約を定めて誰でも使える状況にしておくことが大切です。
 会社所有の保養所・法人名義のリゾートクラブやスポーツジムの場合も基本的には同じです。

 

◆◇◆ 思いついたことをその場でノートに ◆◇◆
 

 最近頭が硬くなってよいアイデアが浮かばない。そんなときは、メモ的なノートに思いついたことを自分だけが分かればいいような文字やイラストで書くようにしてはいかがでしょうか。
 「くだらないアイデアが出るから、よいアイデアも出る」といった人がいます。テレビを見ながら、歩きながら何かを思いついたらノートに書きます。パソコン画面よりも紙に書いた方が連想がふくらむと言われ、続けることで連想が連想を呼び新しい企画が生まれるかもしれません。


 


 税務経営情報のバックナンバーです   <戻る>