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2008年4月14日(月)

■■−今週のことば−■■  オープンID

 1つのIDで複数のウェブサイトの認証ができる仕組み。対応サイトでの共通利用が可能となり、サイトごとのIDが不要に。ネット大手の採用が相次ぎ、普及の兆し。


◆◇◆ 人材採用の効果的な手段は ◆◇◆

** 最も効果があったのは「求人情報サイト」 **

 中小企業の「新卒者等採用動向」(東京商工会議所)によると、新卒採用を予定していた企業のうち、「予定通り採用した」は46%と前年比11%増ですが、半数以上は予定人数を採用できていません。

 新卒採用に利用した手段(複数回答)については、「学校への求人票の送付」が75%と最も多く、次いで「自社ホームページでのエントリー受付」、「求人情報サイト」、「会社説明会」、「学校就職部の訪問」などが続いています。

 利用した採用手段の中で、最も効果的だったと回答した割合が高いのは「求人情報サイト」の52%でした。そのほか、「ゼミ指導教授への訪問」、「合同会社説明会」が30%を超える一方、利用の多い「学校への求人票の送付」や「自社HPでの受付」は7%で、あまり効果は上がらなかったようです。

** 一段と早まる採用活動の開始時期 **

 ここ数年間で中途採用を行った企業は90%で、「欠員補充」、「事業拡張」が主な採用理由です。

 中途採用で最も利用が多かった手段は「ハローワーク(60%)」で、「自社HPでの受付」、「求人情報サイト」、「求人情報誌」と続きます。

 最も効果のあった手段は、「求人情報サイト」の50%が最も高く、次いで「縁故」、「ハローワーク」、「紹介予定派遣」が30%を超えています。

 なお、来年の新卒採用に向けた活動は「08年3月以前に開始」が66%と、一段と早まっています。

 採用手段は、インターネットや紙媒体をはじめ多様化しています。求める人材などよって効果的な手段は何かを検討することが大切です。

◆◇◆ 利用者増える「コンビニ納税」 ◆◇◆

 地方税のコンビニ納税を導入する自治体が拡大し、今年1月からは国税(30万円以下のバーコード付納付書)も利用できるようになりました。

 全国に先駆けコンビニ納税を始めた東京都が公表した白書によると、帰宅途中や買物ついでに納税できるなどの利便性から利用者が増えており、都税の納付件数の約21%を占めています。

 一方、収納事故も報告されています。不慣れな店員が対応する場合もあるので、支払い前に納付内容を十分確認し、領収書・レシートを必ず受取り保管することがトラブル防止・解決になります。

 公金の納付は、クレジットカードの導入も増えつつあり、支払方法が広がっています。

◆◇◆ 労働保険の年度更新手続はお早めに! ◆◇◆

 労働保険(雇用保険・労災保険)の年度更新手続(19年度分の確定保険料と20年度分の概算保険料の申告・納付)は4月1日〜5月20日です。

 昨年4月から3月まで1年間の賃金総額(賃金・賞与・手当・残業代・通勤手当など)を集計して「労働保険概算・確定保険料…申告書」に保険料を添えて提出します。なお、来年度から申告・納付時期が6月1日〜7月10日に変更になります。

※「給与支払報告書に係る給与所得者異動届出書」の提出期限は、4月15日(火)です。


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