★2001年11月5日(月)号★ |
■ ■―今週のことば―■■ ISO(国際標準化機構)20543
狂牛病問題など食品の安全性に対する消費者の関心が一段と高まり、食品の
安全管理を対象とした新しい認定企画ISO20543の検討を始め、03年認証を
スタート予定。
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◆◇◆ 「ペイオフ」対策の確認 ◆◇◆
銀行などが破綻した場合の預金払い戻し保証を一定額までとする、いわゆる
「ペイオフ」が来年の4月から実施されます。
Q&A形式でおさらいをしてみましょう。
Q.金融再編で同じ金融グループになった銀行(例えば、「みずほグループ」内
の銀行)にそれぞれ口座がある場合、保護の対象は?
A.グループが同一でも法人格が別の銀行なら、各銀行ごとに1000万円まで
とその利息が保護されます。
Q.最近登場しているネット専業銀行はペイオフの対象ですか?
A.ジャパンネット銀行、ソニー銀行、イーバンク銀行はいずれも対象金融機関
です。アイワイバンク銀行やオリックス信託銀行等も対象となります。
Q.このたびマンション管理組合の理事長になりました。理事長名義の口座があ
る銀行に自分の口座もありますが、大丈夫ですか?
A.基本的にはマンションの管理組合の代表名義の口座は、代表者の個人口座と
は別のものとみなされます(管理組合の口座が名義上確認できる場合)。そ
れぞれの口座に保護のルールが適用されます。しかし、事前に金融機関に確
認をしておいた方がよいでしょう。
Q.破綻金融機関から借り入れがあった場合はどうなるのですか?
A.原則として預金と相殺できます(預金残高の分だけ借り入れ残高が相殺されま
す)。ただし、この取り扱いは、各金融機関で多少異なりますのでご注意下さ
い。
◆その他詳細は、金融機関にお問い合わせ下さい。
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◆◇◆ 黒字申告割合は31.1% ◆◇◆
平成2年以降、下降を続けていた法人の黒字申告割合が10年ぶりに歯止めが
かかりました。国税庁のまとめでは、今年6月までの1年間に270万社が申
告し、そのうち黒字申告法人の割合は前年を0.4ポイント上回る31.1%
でした。しかし、過去最低だった昨年に次ぐ低い数字ですから、まだ黒字法人
が少ないことには変わりありません。
当局は、国際化、高度情報化、広域化などの新しい課題に対し重点を置いた
調査を実施するとのことです。なお、不正発見割合が高い業種は、47.8%
でバー・クラブが14年連続でトップ、パチンコ、書籍、雑誌販売が続いてい
ます。
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◆◇◆ 11月のチェックポイント ◆◇◆
※ 年末調整関係の書籍が税務署から届く時期です。11月中に控除証明書など
をまとめるよう、早めに従業員に知らせておきます。
※算定基礎届けに伴う新保険料(10月分)は、11月に支払う給料から控除し
ます。
※ 年末の資金計画を再確認して、売掛債権回収の徹底、金融機関への事前の手
当をしておきます。
※年末に向けた繁忙期にはミスが起きやすいので、ミスを起こさないチェック方
法の再確認を。
※年賀状・カレンダー・手帳・お歳暮などの手配。
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