★2001年12月25日(火)号★ |
■■―Merry Christmas―■■
皆様のますますのご繁栄とご健勝をお祈り致します。
よい新年をお迎え下さい。
次回は1月7日号です。
|
◆◇◆ 14年度税制改正のポイント ◆◇◆
** 中小企業対策は小つぶ **
与党三党の14年度税制改正大綱が12月14日に決定しました。最大の焦
点だった連結納税制度は、14年度の創設が決まり、14年4月に事業年度が
開始する3月決算法人から適用されます。
中小企業支援では、1.同族会社の留保金課税について、特例対象を拡大す
るとともに、課税留保金額に対する税額を5%軽減、2.交際費課税において
、資本金1000万円超 5000万円以下の中小企業の定額控除額を現行の
300万円から400万円に引上げ、3.中小企業の事業承継に対する支援措
置として、一定の取引相場のない株式について、小規模宅地等の特例等との選
択制で、相続税の課税価格を10%減額する措置を創設などがありまが、全体
的に小つぶな印象です。
** 申告不要制度の創設 **
また、金融・証券関連税制では、1.15年1月からの株式譲渡益課税の申
告分離課税一本化にあたり、特定口座にある上場株式等の譲渡について、納税
者の選択による実額源泉徴収・申告不要可能の制度を創設、2.現行の老人等
マル優を障害者等に対する少額貯蓄非課税制度へ改組し、65歳以上の高齢者
については15年1月から段階的に制度を廃止、3.ストックオプション税制
について、適格対象者を保有株式50%超の子会社の役職員に拡大し、年間権
利行使限度額を現行の1000万円から1200万円に拡大などがあります。
なお、今回は見送られた発泡酒の税率引上げを15年度実施や法人事業税の
15年度税制改正での導入が、大綱の基本的な考え方の中に明記されています。
|
◆◇◆ ヒット商品のキーワードは ◆◇◆
長引く消費不況の中、今年のヒット商品のキーワードは何でしょうか。
日経ビジネスでは、年齢や性別、使用頻度の壁を超えて、市場規模を拡大し
た商品がランクされ、1.千と千尋の神隠し 2.ADSL 3.デジタルカ
メラ 4.ビールサーバー 5.280円牛丼 6.排気カット掃除機 7.
DVDプレーヤー 8.東京ディズニーシー 9.アルミ缶ボトル飲料 でし
た。
また日経流通新聞では、安さ/安全、本物志向、単純明快から「安本単」を
キーワードに、中国製・イチローが両横綱、USJ、缶チューハイ、エルメス
銀座店、フィット、デパ地下、カフェなどもランクインしています。さて来年
のヒット商品は。
|
◆◇◆ 構造改革で技術革新の花開く!? ◆◇◆
小泉改革による規制緩和の展開次第では、技術革新が急速に進み日本経済が
復活する可能性があるといわれています。
例えば、IT革命の本格化です。行政、教育、医療分野の規制緩和により、
サービスが充実すれば、「iモード」や「ネットワークデジタル家電」といっ
た日本が誇る技術が新市場の創造につながります。他にも、環境制御・保護シ
ステムの構築、ナノ(超微細化)技術の応用、バイオ技術などが低迷脱出のカ
ギとなるかも知れません。
|